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カルチャースクールについて

カルチャースクールの話ですが、デッサン基礎がダウナーなら漫画イラストはアッパー系です。

デッサンは老人たちに混じってひたすら石膏のチョビヒゲ男を見つめ続けます。

きっと彼にもアポローンだとかアルキメデースだとか、エロース、タナトース、ナルシースなんて言うようなギリシャ的なカッコイイ名前があるのでしょうが、私は生憎存じあげません。

名も素性も知らぬ他人を見つめ続けるというのは日常では中々無い事であります。
電車で前に座ったサラリーマンの頭髪に違和感を感じ、真偽を判断するべく見つめ続ける位の申し訳なさを感じます。
また、そんな私の視線を釘付けしてしまうMr.石膏に対し「確かに私は貴方を穴が開くほど、見つめていますが、決して私は貴方に気があるわけじゃあありません事よ。」と自意識過剰気味に私は語りかけます(脳内で)。

…とにかく鼻は何処にある、目はどんくらいだ、口は目と同じくらいだ。と竹串を片手に観察し、それを目の前のオフランス製の糞高い紙(350円/一枚当たり)に写し取ります。
ちなみに350円は私の中学時代の昼飯代に匹敵します。

今まで二回出席いたしまして、お高い紙の上にもMr.石膏は形をなして来ました。

則ち、カンバスの前の私は見本の石膏と、自分の木炭によって描かれた石膏と、なんと四つの目に睨みつけられる大変な事態に陥ってしまったわけです。

そんな私に視線が釘付けとなっているMr.石膏に対し「気安く見んじゃねぇよ。」と自意識過剰気味に私は語りかけます。

石膏、石膏のデッサン、私という三すくみでございます。



漫画イラストは様々な年代の方々とイラスト修業をひたすらすすめています。
上は40、下は小学校低学年とまちまちですが、大人だけに限って高確率でプロフィール内容が「精神参って職場辞めて休養中」です。
私も根性が無かったという精神の弱さが退職理由なので仲間に入れて欲しいところです。
どちらにせよ、仕事を辞めると漫画が描きたくなる人間は意外に多い模様であります。あなたの身内からも、そのうち一人くらい出てくるのではないでしょうか?すなわちそれは私でしょうか?

内容に関してですが、私はカラダを描けるようになる。という事に重点を置いて先生に御指示を頂きガリガリと描いております。
14、5の女の子の等身は何となく理解出来ても、それこそMr.石膏レベルのガッチリとしたオッサン、それもギリシャ体型なんてのは、そうそう描けません。今まで描こうとすらしなかったからです。
しかし実際、漫画を描こう!となって、例えばゴルゴ13の同人誌を作ろう!となったらどうでしょう?
同人誌だからといって全てが女体化で済まされるはずありません。
腹筋の無いゴルゴ13に殺し屋稼業は気の毒です。

また万に一つ、商業誌に投稿する!となって例えば、りぼんに投稿するとします。主人公の学校の体育教師が貧弱ではいけません。
仮に体育教師が出てこない漫画を描くにしたって、父親、叔父、誘拐犯、愉快犯、ヤクザなどガッチリと筋肉を纏わせた壮年の男の出番は(作れば)腐るほどあります。
老若男女のカラダのパーツと組み合わせを理解し、それを的確に紙(ちなみに漫画原稿用紙は30円/一枚当たり)に写し取る技量が必要不可欠です。

で、現在二回の出席で私はどこまで身につけたか…といいますと……
…こればかりは仕方ありません。個人の力量がありますから。

ただ一つ、確かに身につけた事があり、それは漫画の読み方です。
これまで、私が漫画を読む際に注視していたのはストーリーやキャラクターの性格やら展開やらのみでしたが、新たに「コマワリ」「フキダシ」「構図」「背景」「パース」「見せゴマ」「描き文字」「人称」「間」など、ページそのものから作者の執筆風景に思いを馳せるようになりました。

何故、このコマで俯瞰にしたか。
何故、このコマでシロヌキにしたか。
何故、ここでモノローグを入れたのか。
などなど1ページ1ページで唸ります。唸るだけで踏襲できるわけではないのが悲しいところですが、売れている漫画なら「どこが」評価されたのか。
これを考えるのが面白い。

大体、以下のどれかにはまるんじゃないかと思います。

〇絵が上手い
〇キャラが上手い
〇話が上手い
〇雰囲気が上手い

特に昨今は四つ目、雰囲気重視のような気がします。
絵が上手いだけの漫画はイマイチですが、他の三つならば単品の上手さで漫画は成り立つ気がします。
しりあがり寿や、さくらももこは決して絵の上手さで単行本が出せているわけではないと思います。
「パプワ君」の一巻「幽遊白書」の一巻、少女漫画ならば「HIGH SCORE」の一巻なんてのは今も眼窩に張り付いているくらい絵が残念です。なのに、単行本になり世に行き渡るんだからすごい。絵以外でどこまでフォローしたんだ。

対して、絶対的に絵が上手くないといけないのが「劇画」だと思います。

先日、電車でサラリーマンの読む「夜王」を盗み見た時、あまりの上手さに驚愕としました。

輪郭を実線ではなく、陰で捉え、トーンで表しており、「これは写真漫画だ」と思いました。といっても夜王の最終話でしたので、最初はもっと下手なのかも知れませんが…

とにかく、暇なのも相まって、漫画の読み方が、めちゃくちゃ粘着質になってきました。

結論を言いますと私は暇でして、麻薬の如くカルチャースクールのトリコです。
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